[참조] 일본어 필사 대본

川端康成, 雪国
유숙자 옮김, 〈설국〉, 민음사, 2023(2002).


国境の長いトンネルを抜けると
Kokkyōno nagai tonneruo nukeruto
국경의 긴 터널을 빠져나오자
雪国であった。
Yukigunideatta
눈의 고장이었다.
夜の底が白くなった。
Yoruno sokoga shirokunatta
밤의 밑바닥이 하얘졌다.

信号所に汽車が止まった。
Shingōshoni kishaga tomatta
신호소에 기차가 멈춰 섰다.
向側の座席から娘が立って来て、
Mukōgawano zasekikara musumega tattekite
건너편 자리에서 처녀가 다가와
島村の前のガラス窓を落とした。
Shimamurano maeno garasumadoo otoshita
시마무라의 앞의 유리창을 열어젖혔다.

雪の冷気が流れこんだ。
Yukino reikiga nagarekonda
차가운 눈 기운이 흘러 들어왔다.
娘は窓いっぱいに乗り出して、
Musumewa mado ippaini noridashite
처녀는 창문 가득 몸을 내밀어
遠く叫ぶやうに、「駅長さあん、駅長さあん。」
Tōku sakebuyōni, “Ekichō-san, Ekichō-san.”
멀리 외치듯, “역장님, 역장님!”

明りをさげてゆっくり雪を踏んで来た男は、
Akario sagete yukkuri yukio fundekita otokowa
등을 들고 천천히 눈을 밟으며 온 남자는
襟巻で鼻の上まで包み、
Erimakide hanano uemade kurumi
목도리로 콧등까지 감싸고,
耳に帽子の毛皮を垂れていた。
Mimini bōshino kegawao tareteita
귀는 모자에 달린 털가죽을 내려 덮고 있었다.

もうそんな寒さかと島村は外を眺めると、
Mō sonna samusakato Shimamurawa sotoo nagameruto
벌써 저렇게 추워졌나 하고 시마무라가 밖을 내다보니,
鉄道の官舎らしいバラックが
Tetsudōno kansharashii barakkuga
철도의 관사인 듯한 가건물이

山裾に寒々と散らばっているだけで、
yamasusoni samuzamuto chirabatteiru dakede
산기슭에 을씨년스럽게 흩어져 있을 뿐,
雪の色はそこまで行かぬうちに闇に呑まれていた。
Yukino irowa sokomade ikanu uchini yamini nomareteita
하얀 눈 빛은 거기까지 채 닿기도 전에 어둠에 삼켜지고 있었다.